穏やかで臆病だけど、逃げる者は追う【牛の気性と習性】
食事や水飲み、放牧地への移動など、牛だけでぞろぞろと行動します

~牛さんは警戒心が強いけれど、好奇心は旺盛~

牛は草食動物ですから、全般的に温厚な動物だといわれています。その中でも日本で最も多く飼養されている乳用牛、ホルスタイン種は、とりわけ穏やかで従順な牛種です。
おっとりしている印象があるため暢気かと思われますが、意外にも警戒心が強く、いつもの通り道にコンビニ袋などが落ちていようものなら、覗き込んだり匂いを嗅いだりとしばらく夢中。観察力の高さを発揮します。
 
牧場に知らない人が訪れた時も警戒をして、速やかに後方へと退きますが、目だけは不審者からそらさずにじっと見つめています。そして、どうやら危害を加える敵ではなさそうだと判断すると、そろそろと近づいてきてお得意の観察を開始。するとほかの牛も次々とやって来て、牧柵の前に並んだ牛たちが興味津々の目で人間ウォッチングに興じるのです。臆病だけれど、好奇心が旺盛。それがホルスタイン種全般の気性です。
 
追われると逃げる、逃げる者は追う。これもよく挙げられる牛の習性です。一頭が逃げ始めるとほかの牛もそれについて行き、一頭が何かを追い始めたらやはり同様に集団となって追って行きます。この習性は、臆病で好奇心が強い気性はもとより、群で暮らす動物特有の本能ゆえでもあるのでしょうか。
 
しかし牛の気性や習性は一般にはあまり知られていないので、まさかの恐怖体験をする人もいます。
「山菜採りをしていたらうっかり牧場に入っていてさ。こりゃ大変だって慌てて逃げようとしたら、牛が何十頭っていう集団になって追いかけて来たんだわ。いやあ、怖かった。死にものぐるいで走った」。こんな笑い話も、酪農地域では時々聞かれます。
 

 

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